2007月4月13日 科学研究費交付について 参議院議員 渡 辺 孝 男 公明党は、地域の皆様よりいただいた市民相談や要請等を地方の議員と国会議員ならびに地域の党員・支持者の皆様との協働により、問題の解決や要請の実現に取り組んでおります。この「脳脊髄液減少症」に関しても、難治性のむち打ち症等で苦しみ、悩んでおられた方々の声を現場の地方の議員が聞き、国会議員との連携のもと、地方議会と国会で質問し、政府や地方の行政に対して、また医学界に対して、NPO「脳脊髄液減少症患者・家族支援協会(旧名・鞭打ち症患者支援協会」や医療関係者等と共に、この疾患の病態解明、診断・治療法の開発、各種保険の適用、行政の支援などを求めてきました。 私は2004年6月に開催された公明党宮城県本部主催の諸団体・市民との懇談会の折に本症の患者さんと治療に関わっている医師より要請をいただいたことを契機に、この問題に真剣に取り組んできました。当会合に出席していた坂口厚生労働大臣は厚生労働省で研究班を立ち上げ本症の研究を進めたいとの考えを示したことから、私は所属する社団法人日本脳神経外科学会の主要メンバーの方々にも研究の依頼をし、また、2006年3月の参院予算委員会でも、政府に本症の研究推進、治療法の保険適用を訴えました。 この度、平成19年度厚生労働科学研究費補助金「心の健康科学研究事業」の1つの研究テーマとして「脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」(主任研究者:嘉山孝正山形大学医学部脳神経外科教授)が採用されたことを大変うれしく思っております。 3年計画の研究ですが、研究目的が早期に達成され、本症患者さんが完治されること、ならびに各種保険の適用が早期に実現することを心より願っております。 そのためにも、これまで先頭に立って頑張ってこられたNPO「脳脊髄液減少症患者・家族支援協会(旧名・鞭打ち患者支援協会)」の皆様の益々のご活躍を心より期待しております。 |
2005月3月13日 脳脊髄液減少症研究会に参加して 平成17年4月8日 脳脊髄液減少症研究会に出席して 参議院議員 渡 辺 孝 男
去る3月13日に開催されました「第3回脳脊髄液減少症研究会」に出席し、各地で本症の診断・治療に当たっている脳神経外科、神経内科、整形外科、麻酔科の医師による学術発表を聞かせていただきました。 診断がきちんとなされた症例に対するブラッドパッチ治療法は80%強の改善がなされていることを確認でき、あらためて「脳脊髄液減少症」の診断・治療のガイドラインの早期完成と関係学会の医師への周知、及び広範囲の実証研究の推進の必要性を実感いたしました。これらの着実な推進こそが医療保険の適用への道を開き、本症で悩んでおられる多くの患者・家族の皆様に適切な医療サービスがなされるものと確信致しました。 |
2004/12/24日経新新聞朝刊
交通事故などが原因で長期間にわたり、むち打ち症や慢性疲労を引き起こすとされる「脳脊髄(せきずい)液減少症」の理解と新たな治療法の普及を目指し、患者団体などが全国的な啓発活動を進めている。このほど厚生労働省に支援を要請する署名簿約10万人分を提出、「病名さえ知らずに苦しんでいる人も多いはず。国は研究や普及に力を入れて」と訴えている。
「脳脊髄液減少症」は交通事故やスポーツなどによる衝撃で脳を覆う硬膜に穴があき、髄液が漏れることで起きるとされる。これまで一般的には強い衝撃で髄液が漏れるとは考えられておらず、むち打ち症後に頭痛などの症状が長く続いても、原因が分からず精神的なものと判断されるケースが多かったという。しかし、4年ほど前から患者自身の血液を背中から注入して穴をふさぐ「ブラッドパッチ」と呼ばれる新たな治療法の試みが一部の医師らの間で始まり、減少症の病態とともに注目されるようになった。
参議院議員 渡辺孝男議員との協力体制を実施する。 2004.10.13日 NPO脳脊髄液減少症患者・家族支援協会 (旧名・鞭打ち症患者支援協会) 懇談会(理事会承認)が開催されました。 |
1.日時 2004年10月13日(水曜日)午後5時〜6時 2.場所 参議院議員会館 会議室 3参加者 渡辺議員 井上秘書 医師 篠永 鈴木 協会 中井/川野/長野/松本/友延/山本 |
渡辺孝男参議院議員 |
昭和25年2月茨城県石岡市生まれ 茨城県立土浦第一高等学校、 東北大学医学部医学科卒業 医学博士 日本脳神経外科学会専門医 日本医師会認定健康スポーツ医、産業医 参議院議員2期 元農林水産大臣政務官 山形県米沢市在住 |
昭和52年10月〜 54年3月 厚生技官(国立療養所宮城病院外科・国立仙台病院脳神経外科) 昭和54年4月〜 57年3月 文部教官(東北大学医学部附属病院脳疾患研究施設脳腫瘍部門助手) 昭和54年10月〜 55年2月 米国マイアミ大学医学部留学 昭和57年4月 米沢市立病院・脳神経外科医長 昭和59年4月〜平成7年3月 東北大学医学部・非常勤講師 |
懇談会の内容 |
1)全国署名について
早急に署名を尾辻大臣宛てに提出したい旨を話し、渡辺議員に協力を要請
渡辺議員:早急に提出の手続きをとりたい、ただし今すぐには確実な日程はきめられません。署名の提出日は急遽決定という場合もあります。その辺は理解いただきたいと思います。
2)国会質問について
署名が各地方でおこなわれている。 5都道府県で治療推進 などの意見書が可決されている(千葉/新潟/宮城/和歌山/京都)。さらにJOURNAL
of NEUROSURGERY 9(SEPTEMBER)
VOL101 421-426 2004での論文記載の件もあわせ 、外傷による髄液の漏れはまず確実となりました。また本年の脳神経外科学会総会で発表された演題の内容をみても明らかに髄液のもれがはっきりと証明されています。渡辺議員におかれましては地方の意見書の声をふまえ国会で質問してほしい。また全国での実態調査が必要。 各関係箇所にこの事実(外傷による特に交通事故後に漏れる)を行政として普及してほしい・(各都道府県議会で質問したおり 各地議員の関心は非常に高いと質問した県議の方が言っておられます、ぜひ国レベルでも議員の間でも啓蒙してほしい)厚生労働省にしっかりとアピールしてほしい
渡辺議員:いま行われている臨時国会では私は参議院の法務委員長をしているため多忙であり厚生労働委員会で質問する時間をつくるのが難しい。ただし今後いろんな場で質問をしていきたいと思います。また仲間の議員とも連携をとって質問していきたいと思います。
3) 研究班の設置などを訴えてほしい
渡辺議員:前坂口厚生労働大臣とともに仙台にて低髄液圧症候群仙台患者会の皆さんと懇談させていただいたおり、今日この場に出席されている鈴木晋介DRから病気の説明をうけて前大臣から 「研究班といったものを設けて、研究する方向で検討したいという」旨の発言が私にありました。私も本年10月に行われた脳神経外科学会総会に出席し、東北大学富永教授にも「鈴木晋介先生も治療に携わっているので東北大学でも研究してほしい」というお願いをさせていただきました。今後も働きかけていきたいとおもっています
井上秘書:平成17年度 厚生労働科学研究費補助金公募が今月末にありますがまず、こちらに応募されてはいかがでしょうか
4)保険点数について
渡辺議員:今すぐ「保険適用」を要望しても医療費削減(適正化)が主として検討されておりハードルが高く、難しいと思う。まだ客観的な治療効果を示す患者データーが不十分と考えます。皆さんが各地で署名をおこなっている様にさらに地方からの医師等の声が重要です。まずは研究班をもうけてその研究成果をベースとして保険を適用できるように働きかけるのが有効と思う。今は未だ関連学会での認知が低いと思われる。この病気治療方法が「医療界」で常識レベルになり、ブラッドパッチの「効果」が認められ「患者負担の軽減が必要」との国民の声が大きくなって、初めて診療報酬点数をつけようということになるでしょう。
現在当協会は脳脊髄液減少症研究会と協議し平成17年度 厚生労働科学研究費補助金公募に応募する準備を整え 各地方行政 地方脳脊髄液減少症患者会と連携をとり運動を推進していきます。
※2004年10月21日 第161回国会参議院議員予算委員会において公明党風間ひさし議員が脳脊髄液減少症髄(低髄液圧症候群)について質問をされた。
機関紙(公明新聞より)「交通事故による、むち打ち症の原因とも指摘される「低髄液圧症候群」(頭部などへの強い衝撃などで脳脊髄液減少症が漏出し、慢性的な頭痛やめまいなど、さまざまな病状をもたらす)について「最低20万人以上の方がこの症候群で治療を求めている」と強調、研究支援体制の構築を要望した。
2004年12月12日 平成17年度 厚生労働科学研究費補助金公募を2名のドクター2病院(公立病院/大学病院)により申請を終えました。 ダブル申請となりました。詳細は後日
2004年8月2日米沢日報においての渡辺議員の記事
むち打ち症と「脳脊髄液減少症」 |
2004年12月22日 厚生労働省副大臣室
渡辺参議院議員の手配のもと
全国署名102851名分が今日22日午後4時厚生労働省副大臣室にて脳脊髄液減少症患者会 世話人川野さまより西厚生労働副大臣に手渡されました。 4名の国会議員 3名の県会議員 NPOの役員 医師3名が出席されました。
会見では
平成17年度 厚生労働科学研究費補助金公募を2名のドクター2病院(公立病院/大学病院)により申請を終えたことをお話し一日もはやく公的な研究機関が必要とドクター3名が訴え 患者サイドでは一日もはやい保険治療になるようにお話をされました。
副大臣は「重要な問題であり症例報告もかなりあがってきている、皆さんのお力でここまで本当によくがんばってこられました。 この運動が第二期にはいっていく段階ですね、なんとかお力になるようがんばりますと発言されました」
尾辻大臣への要望事項
第164回国会 参議院予算委員会
平成18年3月8日(水)我々と連携をとらしていただいております 渡辺孝男参議員議員様が本日予算委員会におきまして「脳脊髄液減少症」について 質問をしていただきました。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/result_consider.php
参議院公式HPより 内容がビデオで配信されております
開始から3時間13分後より約13分に及ぶ質疑 大半が
脳脊髄液減少症の質問でございました。
2006/3/9毎日新聞朝刊
2006年6月5日 ワーキングチーム初会合
6月5日 17時30分から参議院議員会館において
公明党脳脊髄液減少症対策ワーキングチーム(座長・渡辺孝男参議院議員)の
初会合が行なわれました。
国会議員、県会議員、患者、患者の家族、協会理事の13名が参加。
医師の講演もあり、たいへん充実した会合でした。
参院議員会館で初会合を開き、脳脊髄液減少症患者・家族支援協会(旧名・鞭打ち症患者支援協会)の松本英信理事、横浜南共済病院の鈴木伸一・担当部長、患者の代表らと意見を交換した。同ワーキングチーム顧問の浜四津敏子代表代行、渡辺座長らが出席した。
2006年9月6日 国際医療福祉大学熱海病院
与党公明党脳脊髄液減少症WT(ワーキングチーム)渡辺孝男座長 が本日6日午前10時より 正午まで国際医療福祉大学付属熱海病院 篠永正道教授の医療現場視察を実施しました。
ワーキングチームから 座長 渡辺孝男 参議院議員
ワーキングチーム 顧問 浜四津敏子 参議院議員
副座長 山下栄一 参議議員 石田 祝稔 衆議院議員
千葉県議会議員 山崎議員 赤間議員 香川県議会議員
都築議員 和歌山県議会議員 角田議員
熱海市議会議員 金子議員 米山議員がそれぞれ参加
NPO法人 脳脊髄液減少症患者・家族支援協会(旧名・鞭打ち症患者支援協会)からは 中井 松本各理事が参加し 活発な意見交換が行われました
2006年11月17日文部科学省副大臣室
午前8時15分 副大臣室にて署名 19100人分を池坊文部科学副大臣に提出しました
懇談は50分に及んだ
参加者 脳脊髄液減少症患者支援の会(川野小夜子代表)
長谷川さん
脳脊髄液減少症子供支援チーム代表 鈴木裕子
轟さん 岡野さん
NPO脳脊髄液減少症患者・家族支援協会(旧名・鞭打ち症患者支援協会 中井)
脳脊髄液減少症ワーキングチーム事務局長 古屋範子議員
その他多くの議員が出席しました。
池坊副大臣は「学校や教員が病気の知識を持ち的確な対応が取れるよう、周知徹底したい」と述べました
今日15日午後5時半 東京 国土交通省 大臣室にて 総計72403名分の自賠責保険に脳脊髄液減少症を求める署名を
冬柴国土交通大臣に提出しました。
会見は約20分にわたり まず 世話人である北海道の石郷岡さんに変わり 代表の中井が署名を提出 その後 冬柴大臣は国際医療福祉大学付属熱海病院 篠永教授と懇談 多岐にわたり意見を交換されました。
会見には 脳脊髄液減少症ワーキングチーム座長
渡辺孝男議員 顧問 浜四津敏子議員 副座長 西博義議員
事務局長 古屋範子議員 山口なつお議員 の5名の国会議員が参加
また NPOのメンバー 関西関東の患者会のメンバー
漫画家 まつもと泉先生 協会所属の弁護士の先生なども出席くださりました。
その後 多くのメデアが参加され記者会見が行われました TV取材もおこなわれました
平成19年2月16日(金) |
8:45〜8:54 |
衆議院議員食堂 |
冬柴鐵三 |
(問) | 昨日、大臣のところにブラッドパッチの自賠責適用を求める要望書が届きました。大臣はその際に、学会の指針を踏まえた上で検討したいというお考えを示されましたけれども、これについて現在のご所見等伺えますでしょうか。 |
(答) | 脳神経外科学会に約1年間かけて発症機序や因果関係などについて一つの見解を求める、膨大な臨床例等も集めてやっていただくことになると思いますけれども、厚生労働省の健康保険の適用や我が方の自賠責保険の支払い項目に入れるかどうかということは、学説上ある程度コンセンサスができた段階まではやむを得ないのかなと私は感じています。ただ、それと並行して、昨日も付いてこられた脳神経外科の先生もいらっしゃいましたけれども、先生方が独自で研究したいという場合に資金が相当かかるというお話ですので、私としてはですが、何か応えてあげたいと。1年と言っているけれども、それを加速するような措置も講じてあげたいなという感じがしまして、損保協会に対して、所管の部署を通じて、研究費の支出をしていただけないかということを昨日働きかけたところでして、そのような方向でなんとか応えたいと思っています。 |
2007年4月1日厚生労働省
ブルーベルト運動が46都道府県目に達した3月18日 2007年度厚生労働省の科学研究費への期待が高まりました、いままでブルーベルト運動(署名運動)にたずさわってくださった皆様は延べ人数でいえば数え切れないくらい多くの方が参加協力くださっているはずです。その真心が国に通じるか、私は3月31日まで全国をまわり訴えつづけました。 そして愛媛からの帰り関西空港にて山形大学脳外科嘉山教授が申請されました(脳神経外科学術委員長)「脳脊髄液減少症に関する治療・診断法の確立に関する研究」が採択されました。と連絡がはいりました。今後「脳脊髄液減少症の診断に関する実態の調査」「診断基準の作成」「治療法の検討」「脳脊髄液減少症になる原因の検討」がなされることになります。
病態解明 保険適用に一歩前進したといえると思います。大きな節目の一日となりました。
毎日新聞 2007年4月7日
嘉山教授は「髄液漏れは診断基準が定まっていないため、過剰診断や診断漏れがあると思う。しっかりした診断基準を作りたい。むち打ちで長年苦しんでいる患者たちの病態究明にもつなげたい」と話している。
国が初めて予算を脳脊髄液減少症対策に交付されることとなったのです。
多くの方々に御礼を申しあげたいと思います。
2007年5月11日参議院議員議員会館
本日午後3時より 参議院議員議員会館会議室にて 脳脊髄液減少症ワーキングチーム(座長 渡辺孝男)及び文部科学省の担当者様 国際医療福祉大学附属熱海病院 教授 篠永正道先生 明舞中央病院 脳外科部長 中川紀充先生 脳脊髄液減少症子供支援チーム(鈴木裕子代表) の皆様と「学校教育現場における脳脊髄液減少症の問題点について」意見をかわしあいました。 会議には 和歌山/長野/千葉/東京からも都議県議が参加され活発な意見交換が行われました。 会議には 古屋範子衆議院議員(脳脊髄液減少症ワーキングチーム事務局長) 山本保参議院議員も参加されました |
2007年10月11日衆議院議員第一議員会館
本日衆議院議員の第一議員会館にて厚生労働省(脳脊髄液減少症)の研究班の進行状況その他について担当者さまよりヒヤリングを脳脊髄液減少症ワーキングチーム座長 渡辺孝男参議院議員 事務局長 古屋範子衆議院議員 山本ひろし参議院議員 加藤周一参議院議員 赤間千葉県議会議員 山崎とよこ元千葉県議 脳脊髄液減少症子供支援チーム 鈴木裕子 代表 NPO法人脳脊髄液減少症患者・家族支援協会 中井が参加し 意見交換が活発に行われました。
2008年2月27日 国会内
脳脊髄液減少症ワーキングチーム座長 渡辺孝男主催
患者家族懇談会 午後1時国会内で開催され意見交換を行いました。
2008年2月27日 厚生労働大臣室
本日午後2時 厚生労働大臣 舛添厚生労働大臣に 署名簿
347500名簿を 脳脊髄液減少症患者支援の会 川野事務局長
脳脊髄液減少症子ども支援チームの鈴木代表より 手渡されました
大臣は「公務中に2度衝突事故にあっていて皆様の気持ちはよくわかります。 この脳脊髄液減少症のこともよくわかっています。 具体的に何ができるか 事務方と検討を進め頑張ってやります」とお話くださりました。
署名提出できたのも 署名活動に協力してくださった全国皆様のおかげでございます。
また全国の患者会の皆様のおかげでございます。
関係者一同心より御礼申し上げるとともに、国会中で超多忙の合間を我々のために時間を作ってくださった舛添大臣 同席いただいた脳脊髄液減少症ワーキングチーム座長渡辺孝男議員、また各国会議員の皆様 地方議員の皆様には心より御礼申しあげます。
また当日 遠方よりおいでくださった患者会代表世話人の皆様
体調悪い中も参加くださった 皆様 本当にありがとうございました。
各都道府県活動状況