脳脊髄液減少症患者・家族支援協会
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都道府県年度別活動 2003年

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2003年12月16日

千葉県議会が小泉総理、坂口厚生労働大臣宛の「低髄液圧症候群」に対する意見書を可決!

 

・12月16日正午、千葉県庁にて堂本暁子千葉県知事に、5600名分の署名(千葉県内に低髄液圧症候群診療箇所推進要望書)が、千葉低髄液圧症候群患者会の方々より手渡された。
堂本知事は『この問題は一国の問題ですので、県としても総理、厚生労働大臣に要望書を提出し皆さんに協力させていただきたい』とコメントしました。

・2004年1月13日 坂口大臣と面会要望書を提出
※詳細は千葉県庁ホームページをご参照ください。
http://www.pref.chiba.jp/gikai/1512/ikensho1512.html
千葉県内の「低髄液圧症候群」の患者さんたちは、地元に治療できる病院がないため、県外に治療に行かねばならないという現状がありました。県外の病院への通院は、時間と費用の両面において、患者さんたちの大変な負担となっています。
そこで千葉患者会を発足して、千葉県内に「低髄液圧症候群」治療病院設置を求める要望書を、堂本知事に提出する署名運動を推進していくこととなりました。
約1ヶ月間の署名運動で、5600名の署名が集まりました。
千葉患者会から当協会に、「知事に対し病気の説明をしてほしい」という要望があり、千葉患者会、当協会代表理事、当協会副理事長、医師2名が、堂本知事と会見。

その後の記者会見にも参加しました。
 
記者会見後、県議会で「意見書」が、県会議員98名全会一致で賛成可決となりました!
この病気を推進する「意見書」が、千葉県議会で可決されたことは、他の政令都市におきましても大きな希望であります。行動すれば必ず結果が出る例だと思います。
 
なお年内に千葉県議会議長が坂口厚生大臣に「意見書」を手渡す運びになっております。

○低髄液圧症候群(髄液が漏れる病気)の治療推進を求める意見書について
 
 低髄液圧症候群とは、交通事故、スポーツ障害、落下事故、暴力、その他頭部や全身への強い衝撃によって、脳脊髄液が慢性的に漏れ続けるという病気であり、この病気の症状は、頭痛、首や背中の痛み、腰痛、めまい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低下、うつ症状、睡眠障害、極端な全身倦怠感など様々な症状が複合的に現れる。
 これまでの医療現場においては、原因が特定できず、「怠け病」あるいは「精神的なもの」とされ、患者の肉体的、精神的苦痛を軽減することはおろか、むしろ理解されることなく、苦痛を助長する現状であったが、最近この病気に対する治療法(ブラッドパッチ療法)が開発され、その治療効果が明らかになってきたところである。
 しかし、全国的にもこの治療を行う病院は少なく、この治療を行う数少ない病院に患者が殺到している。
交通事故と「むち打ち症」は、切っても切れない関係であるが、現在は国において、むち打ち症の治療に低髄液圧症候群の治療が認められていない。
 よって、政府においては、以上の現状を踏まえ、低髄液圧症候群についてのさらなる研究の推進とブラッドパッチ法を含め「むち打ち症」の治療法の早期確立を強く求めるものである。
 
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

【提出先】内閣総理大臣 厚生労働大臣

 


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